膠原病って?病気の種類となりやすい人の特徴

膠原病は一つの病気の名前ではなく、20ほどある病気の総称となります。関節リウマチも膠原病の一つで他にもたくさん膠原病は存在します。

 

主な膠原病一覧

  • 関節リウマチ
  • シュエーグレン症候群
  • 全身性エリテマトーデス
  • 強皮症
  • 多発性筋炎・皮膚筋炎
  • 混合性結合組織病
  • ベーチェット病
  • 成人ステイル病
  • RS3PE症候群
  • CREST症候群
  • リウマチ性多発筋痛症
  • 抗リン脂質抗体症候群
  • 再発性多発軟骨炎
  • 強直性脊椎炎
  • 乾癬性関節炎
  • 結節性多発動脈炎
  • 顕微鏡的多発血管炎
  • 多発血管炎性肉芽腫症
  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
  • 大動脈炎症候群

 

膠原病には共通の症状があります。関節が腫れたり痛くなったりする症状が共通して見られます。

他には皮膚が赤い斑状の皮疹がでたりもします。関節に痛みや腫れがあったり、皮膚の異常がみられた場合は膠原病の可能性があります。女性の中年の方に多いのも特徴です。

 

 

そもそも膠原病とは?

膠原病には共通する3つの条件があります。一つ目は関節の症状があること、2つ目が結合組織の炎症、3つ目が自己免疫の病気です。

関節が痛かったり腫れたり動かしにくかったりしますが、四十肩や五十肩、痛風、変形性関節症でもそのような症状はでてきます。

 

膠原病は関節の症状だけではその特徴を満たしていません。結合組織というのは血管とその周りにある組織をつないでいるものです。

結合組織は全身にあってそれが炎症を起こしてしまうと複数の器官に障害がでてくるので、様々な症状がでてきます。

 

免疫というのは外からくるウイルスなどを追い払う防御のことです。自己免疫というのはウイルスや細菌などから身体を守る免疫細胞などが自分の体内の組織を攻撃することです。

この3つが揃っているものを膠原病といいます。なぜ起こってしまうのかということはまだ解明されていません。

 

 

膠原病の主な病気の種類と特徴

関節リウマチ

最も有名な膠原病は関節リウマチですが、その患者数は70〜100万人いると言われています。膠原病の患者数は推計150〜200万人と言われています。

関節リウマチになりやすい年齢は40〜60歳で、症状は関節のかわばりや腫れ、痛みです。

 

 

シュエーグレン症候群

ドライアイやドライマウス、多関節炎、レイノー現象が主な症状です。患者数は7万人で、なりやすい年齢が40〜60歳。

進行すると関節や皮膚だけでなく血液やリンパ節、肝臓、心臓、肺、胃、腎臓など全身に障害が起こります。

レイノー現象というのは手の指に見られる現象で、寒かったり冷たい水に手を入れると手が白くなります。

 

 

全身エリテマトーデス

患者数は6万人で、20〜30歳がなりやすい年齢となっています。主な症状として、関節痛、発熱、皮膚の赤い湿疹、レイノー現象などがあります。

進行すると血液、脳、心臓、肺、腎臓などにも障害を起こします。

 

 

強皮症

ひどい場合指を曲げることもできなくなります。患者数は3万人で、40〜50歳がなりやすく主な症状としては皮膚の硬化、レイノー現象です。

皮膚が硬くなって指がとんがってきます。指先に血流が不足すると酸素不足で紫色になったりもします。進行すると食道、肺、胃、腸、腎臓などにも障害を起こします。

 

膠原病の多くは重症になった場合にいろいろな重要な臓器の障害を起こしてしまうので、命に関わる病気なんです。

早くに治療を行うためにどのような症状があるのかを知っておくことが大切です。皮膚や関節の症状が臓器の障害のサインになることもあると言えます。

 

 

膠原病を起こしやすい要因

女性

原因ははっきりとわかっていませんが、女性ホルモンが関係していると言われています。

 

病気にかかりやすい体質

家族に膠原病を発症したことのある人は膠原病を発症しやすいことがわかっています。

 

環境

風邪などの感染症、けが、薬、手術、妊娠、出産、精神的ストレス、紫外線(日光)、季節の変わり目など様々なことが関係しています。

これらの要因が重なってくると発症しやすくなります。治療をすると経済的な負担が大きくなってしまいます。

 

そのため国は難病に対して指定難病という制度を設けて国が医療費を補助する仕組みがあります。ほとんどの膠原病がその指定難病に認定されています。

全身性エリテマトーデスや強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、シェーグレン症候群なども認定されています。条件としては病気の診断が確定していることと重症と認定されることです。

Posted by dobutu