膀胱がんの症状|血尿が一回でも出たら膀胱がんかも?

今回は膀胱がんになりやすい人、症状、原因、検査方法、治療方法など紹介します。

 

膀胱がんになりやすい人

膀胱がんは泌尿器がんの中で前立腺がんに次いで2番目に多いがんです。膀胱がんの患者の年齢は男女共に60代から急激に増えてきます。

また女性よりも男性の方が約4倍多いのも特徴です。膀胱の原因としてよく挙げられるのは喫煙です。

なので膀胱がんに注意が必要な人をまとめると、

  • 60歳以上
  • 男性
  • 喫煙者

となります。タバコからでる発がん物質があって、膀胱の尿中に出た発がん物質が膀胱の壁の細胞をがん化すると言われています。

 

喫煙の他にもリスクがあるものもあって、染料や化学薬品など(アニリン系、ベンチジンなど)を扱う職業の方も注意が必要です。

実際にこれらの薬品や染料を使っている人は2〜40倍も膀胱がんになるリスクが高くなっています。

 

 

膀胱がんの症状

痛みがない血尿

血尿がでても痛みはなく、それ以降の排尿は普通にできてしまいます。しかし、正常な排尿だと思っていても肉眼では確認できない血尿が出ていることもあります。

一度血尿がでてその後なんともないから治ったと安心するのは危険です。一回でも血尿が出たら受診することをオススメします。

 

がんの小さいものであれば薄いものがでますが、進んでいるがんであればより濃い血尿がでることもあります。

早期発見をするには検診などで尿検査を受けるしかありません。痛みのない血尿は必ず膀胱がんという訳ではなく他の病気の可能性もあるので、しっかりと検査する必要があります。

 

 

膀胱がんの検査

血尿というのは腎臓から尿ができる訳なので、腎臓、尿管、膀胱と調べていきます。

 

超音波検査

お腹に超音波を当てて血液の流れなどを診て検査します。

 

 

膀胱鏡検査

いわゆる胃カメラのように中に内視鏡入れて、膀胱の粘膜を診てデキモノがないかを調べる検査ですが、表面上でデキモノの深さまでは見ることができないので、その場合は次の検査で調べます。

 

 

CT・MRI検査

 

 

膀胱がん治療

膀胱の内壁は粘膜、粘膜下層、筋層、脂肪の順で層になっています。がんが粘膜下層まででとどまっている場合が早期がんで、膀胱がん全体の8割を占めます。

それよりも深く進行している場合は進行がんとなります。

 

膀胱温存

早期がんの場合は内視鏡手術を行い、がんだけを取るだけで膀胱を温存することができます。全身麻酔などをしなければいけないので、約1時間程度の手術となります。

手術後入院期間は3〜4日必要となります。膀胱がんは再発しやすく膀胱を残すと再発のリスクが高くなります。

なのでそれを予防するためにBCGというものを膀胱内に注入する方法があります。BCGは免疫力を高める効果があるので、膀胱の免疫を高め再発を予防することができます。

 

 

膀胱摘出

進行がんについては手術、放射線、抗がん剤などの治療があります。手術は開腹手術、腹腔鏡手術というのが行われています。

腹腔鏡手術は切るのでなく穴を開ける程度なので、手術翌日から歩くこともでき入院期間が短いのが特徴です。

 

手術では進行しているものがあり転移することも考えられるので、場合によっては膀胱だけでなく前立腺や子宮、リンパ節なども摘出しなければいけないこともあります。

進行がんでは膀胱は全摘出しなければいけませんでしたが、最近では一部の進行がんで膀胱を温存することもできるようになってきています。

 

 

人口膀胱

膀胱をとると尿路変更といって本来は膀胱に入っていくものを小腸と遊離して繋ぎます。腹壁に出していってそこから尿を出せるようにします。

腸の一部を切り取って袋状にする方法もあります。実際に男性で尿道を残せる場合は腸を使った人口膀胱を作るという方法があるので、自分でお小水することも可能になります。

Posted by dobutu